プーケット近郊の静かな離島|ヤオノイ島で楽しむ伝統バティック体験
プーケットからフェリーで約30〜60分、パンガー湾に浮かぶ「ヤオノイ島(Koh Yao Noi)」は、観光地化されすぎない静かな雰囲気と、ローカルの暮らしが今も残る魅力的な島です。自然豊かな島内では、美しいビーチやマングローブ林、そして伝統工芸「バティック(ろうけつ染め)」の体験も楽しめます。
ヤオノイ島(Koh Yao Noi)の基本情報

ヤオノイ島は、プーケットとクラビのちょうど中間に位置する小さな島で、隣にはより大きな「ヤオヤイ島(Koh Yao Yai)」があります。人口の多くはムスリム系の住民で、伝統的なタイ・マレー文化が根づいています。
島の雰囲気と特徴

- 観光化されすぎず、自然と調和したローカルな暮らし。
- 宿泊施設や小さなレストラン、カフェが点在。
- バイクレンタルで島内をゆったり一周可能。
観光・アクティビティ
静かなビーチと自然の景観

東側はパンガー湾を望む穏やかなビーチが多く、西側はサンセットの名所として人気です。マングローブ林や水田、ゴムの木の風景など、素朴な自然が広がります。
海のアクティビティ

湾内は波が穏やかで、カヤック、スタンドアップパドルボード、ボートでのアイランドホッピングなどが楽しめます。近くの無人島ではシュノーケリングも可能です。
エコツーリズムと手工芸体験

ヤオノイ島では地元の暮らしに触れるエコツーリズムが盛んです。特に人気なのが「バティック(Batik)」の体験工房訪問。伝統的なろうけつ染めで、自分だけのオリジナル布を作ることができます。
バティック(Batik)とは?

バティックは、布にロウを使って模様を描き、染料で色を重ねていく伝統染色技法。インドネシアが起源ですが、タイ南部やパンガー湾地域でも受け継がれ、地域文化として発展しています。
ヤオノイ島のバティック文化
島内の Ban Tha Khao(バン・タカオ)地区 には、地元女性たちによるバティック工房があります。自然をモチーフにしたデザインが多く、ホーンビル(ノドジロオオハシ)やヤシの木、波模様などが人気です。
体験プログラム「Creative Tourism: Batik Cloth at Koh Yao Noi」では、観光客でも簡単にバティック染め体験ができ、完成品はスカーフやハンカチとして持ち帰れます。
バティック製品の魅力
- すべて手作業で一点物。
- 天然染料を使う作品は風合いがやさしく温かみがある。
- スカーフ、テーブルクロス、壁飾りなどお土産にも最適。
アクセス方法
プーケットの Bang Rong Pier(バンロン桟橋) からスピードボートで約30〜60分。クラビ側からもアクセス可能です。島内ではレンタルバイクやソンテウ(乗り合いトラック)で移動します。
気候とベストシーズン
年間を通して温暖な熱帯気候で、乾季(11〜4月)が観光のベストシーズンです。雨季(5〜10月)はスコールが多いですが、緑が美しく、静かに過ごしたい人におすすめです。
プーケットでのバティックショッピング
プーケットタウンには「Phuket Batik Shop」など、南部の伝統柄を扱う店もあります。バティックシャツやサロン、バッグなど、デザイン性の高い商品が揃っています。
訪問時のヒント
- 染料や布の素材(コットン・シルク)を確認すると良い。
- 現金・飲み物・虫よけは持参をおすすめ。
- 天候によりボート運行が変更されることもあります。
まとめ
ヤオノイ島は、観光地の喧騒から離れ、自然と文化が共存する癒しの島。バティック体験を通じて、地元の人々の温かさとタイ南部の伝統を感じる特別な時間を過ごしてみてください。
📍アクセス:Bang Rong Pier(プーケット)よりボートで約40分
🕓所要時間:日帰りまたは1泊2日もおすすめ
🎨体験スポット:Ban Tha Khao Batik Workshop(ヤオノイ島)→地図を確認してみる



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