VAT払い戻し制度とは?

タイ国内で商品購入時に課税されるVAT(Value Added Tax=付加価値税)は通常7%。
旅行者は特定の条件を満たすと、この7%の一部が出国時に返金(リファンド)されます。
この制度は、「VAT Refund for Tourists(外国人旅行者向け付加価値税還付制度)」と呼ばれています。
払い戻しを受けられる条件
対象となる旅行者
- タイ国籍以外の外国人旅行者
- 60日以内に出国予定であること
- タイ国内で労働していないこと
購入条件
- VAT登録店舗での購入(店舗に青と黄色の「VAT REFUND FOR TOURISTS」マークがある)
- 1店舗で同日に**2,000バーツ以上(税込)**購入していること
- タイ出国から60日以内の購入であること
- 出国空港で出国審査を受けること(スワンナプーム国際空港、ドンムアン空港、プーケット空港など)
対象商品と対象外商品
対象商品例
- バッグ、服、アクセサリー、時計、靴、化粧品などの個人使用物品
対象外
- サービス(例:ホテル代、ツアー料金)
- 食品・飲料
- 禁制品(タバコ、アルコール、武器類など)
払い戻しの手続き方法【4ステップ】
Step1:VAT Refund申請書類の受け取り
購入時、店舗で「P.P.10フォーム(VAT Refund Application)」を必ず発行してもらいます。
※パスポート提示が必要。
Step2:空港でのチェックイン前に書類確認・商品提示
出国日、空港の**VAT Refund for Touristsカウンター(税関)**にて:
- パスポート
- 購入商品(新品未使用)
- P.P.10用紙
を提示してスタンプを受けます。
Step3:出国審査後にVATリファンド申請
出国審査後、制限エリア内のVAT Refundカウンターで払い戻し申請。
返金方法:
- 現金(最大30,000バーツまで)
- 銀行振込またはクレジットカード返金(手数料あり)
Step4:手数料について
一部手数料が差し引かれます(通常は100バーツ+総額の0.5%程度)。
注意点とよくある質問(FAQ)
Q1:複数店舗で購入した合計額が2,000バーツ以上でもOK?
A1: 同一店舗・同一日に2,000バーツ以上が条件。合算不可です。
Q2:商品を使ってしまった場合は?
A2: 未使用状態でなければ原則返金対象外です。
Q3:プーケット空港でも申請できる?
A3: はい、可能ですが対応時間が限られるので余裕を持って到着を。
まとめ|ちょっとした手間でお得なショッピングを!
タイでのショッピングをもっとお得に楽しむために、VAT払い戻し制度をぜひ活用してみましょう!
高額なブランド商品を購入予定の方は、特に見逃せません。
オプション:手続き早見表
ステップ | 内容 | 必要なもの |
---|---|---|
1 | 店舗でP.P.10フォーム発行 | パスポート |
2 | 空港税関でスタンプをもらう | 商品・P.P.10・パスポート |
3 | 出国審査後にVAT Refund申請 | 税関スタンプ済みのP.P.10 |
4 | 返金受け取り(または振込) | クレジットカード、口座情報など |
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