ヒロインズ記念碑(Heroines’ Monument)|プーケットを守った姉妹の勇気を称える場所
🏛 歴史と背景

プーケット北部のタラーン地区にある「ヒロインズ記念碑」は、1785年に起きたビルマ軍の侵攻から地元を守ったチャン(後のタオ・テープ・カットリー)とムック(後のタオ・シー・スントーン)という姉妹の英雄的行動を称えるモニュメントです。
夫を亡くした後も二人は地域住民をまとめ、見事に侵攻を撃退。チャクリー王朝初代・ラーマ1世からそれぞれの称号を授けられました。この物語は、プーケットの誇りとされ、今日まで語り継がれています。
🗽 記念碑の概要
この記念碑は1966年に建設が始まり、1967年5月24日にプミポン国王夫妻を迎えて正式に開設されました。 高さ約3メートルの台座に立つ姉妹像は、剣を手にした力強いポーズで、地元民の誇りを象徴しています。
デザインはタイ古典美術の巨匠・サナン・シラコン氏によるもので、姉妹の勇気と威厳が丁寧に表現されています。
📍 観光情報・アクセス
- 所在地:タラザ・ロータリー(国道402号線交差点)
プーケット市街から車で約20分 - アクセス:タクシー、ソンテウ、ローカルバスなどが利用可能
- 開放時間:24時間(夜間の訪問には安全に配慮)
- 入場料:無料
⭐ なぜ訪れるべきか?
ヒロインズ記念碑は、単なるモニュメントではなく、プーケットの歴史と誇りを象徴する場所です。像の周囲には供物や花が絶えず手向けられ、多くの人々が祈りを捧げています。
毎年3月13日には、地域最大の記念祭「タオ・テープ・カットリー&タオ・シー・スントーン・フェスティバル」が開催され、行列や舞踊、歴史の再現劇などが行われます。
🗺 訪問ガイド
項目 | 内容 |
---|---|
見学時間の目安 | 約10〜30分(写真撮影や参拝) |
注意点 | 交差点中央にあるため、横断時は安全に注意。歩道橋も活用を |
周辺スポット | トーラング国立博物館、プラ・ナン・サーラ寺院など |
飲食・お土産 | 周辺にローカル屋台や小規模カフェあり |
🧭 総まとめ
ヒロインズ記念碑は、プーケットの歴史を深く感じられる貴重な場所です。特に歴史好きの方やローカル文化に触れたい方にはぜひ訪れていただきたいスポットです。
無料で24時間見学可能なので、近くを通る際にふらっと立ち寄ってみるのもおすすめです。3月のフェスティバルに合わせての訪問なら、よりディープな体験ができるでしょう。
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