クラビ島の水辺で出会う大型トカゲ — ホン島のウォーターモニター観察ガイド
クラビの人気観光地「ホン島(Koh Hong)」は、美しいラグーンと白砂のビーチだけでなく、意外な野生生物にも出会える場所です。その代表が、巨大なトカゲ「ウォーターモニター(Water Monitor)」です。
現地では「オオトカゲ」とも呼ばれ、浅瀬を泳いだり、岩の上で日光浴したりする姿が観察できます。

🐊 ウォーターモニターとは?

アジアンウォーターモニター(Asian Water Monitor) は、東南アジア一帯に生息する大型のトカゲで、体長は1.5〜2.5mに達する個体もいます。
黒っぽい体に黄色い斑点を持ち、水辺で生活する半水生の生き物です。泳ぎが非常に得意で、長い尾を使って水中を滑るように進みます。
- 学名:Varanus salvator
- 英名:Asian Water Monitor
- タイ語名:เหี้ย(ヒア)※現地では縁起の悪い言葉とされるため、観光客は「リザード」と呼ぶのが一般的
🌊 ホン島で見られるシーン
ホン島はラグーン(Hong Lagoon)やマングローブ林が多く、水辺の環境がウォーターモニターの生息にぴったりです。
ビーチ付近や岩場の陰から、ゆっくり海に入り泳いでいく姿がよく見られます。
とくに下記のような行動が観察されています:
- 砂浜から水中へゆっくりと入り、尾を使って泳ぐ姿
- 岩の上や倒木の上で日光浴
- 人が近づいても慌てず、静かに水に戻る様子
📹 実際の映像はこちら
水面を滑るように泳ぐ姿は迫力満点!
その堂々とした動きは、まさに“アンダマン海のドラゴン”です。
ホン島ビーチでは白砂の上でリラックス&展望台から360°の絶景ビューを堪能。
ラオラディン島では透き通る海で海中散策とリラックスタイムを楽しみ、
パクビア島では静かな隠れ家ビーチで癒しのひとときを過ごせます。
🦎 行動の理由と生態
ウォーターモニターが海やラグーンに入るのは、単なる水浴びではなく、次のような理由があります:
- 体温調整: 気温の高い日中、水中で体温を下げるために泳ぐ。
- 採餌行動: 魚やカニ、小動物などを探すために浅瀬を泳ぐ。
- 移動手段: 水中を使って他のエリアへ移動する。
彼らは泳ぐスピードが速く、約10分ほど潜水していることもあるほどの“達人スイマー”です。
📍 観察できるポイントと注意事項
ホン島では、上陸エリアの裏手やマングローブ側、そしてラグーン入口の静かな場所でよく見られます。
観察のコツ
- 午前中または午後遅め(気温が下がる時間帯)に活動的。
- 砂浜や岩場の陰を静かに観察する。
- 遠くからズーム撮影すると自然な姿が見やすい。
注意点
- 餌を与えたり、触ったりしないこと。
- 驚かせないよう、静かに行動する。
- ビーチの岩やマングローブ周辺は滑りやすいため足元注意。
📸 写真撮影のおすすめシーン
- 水面から顔だけ出して泳ぐシーン
- 尾をくねらせながら海中を進む姿
- 岩の上で日光浴する後ろ姿
自然光が強い時間帯には、反射を活かした“黄金のトカゲ”のような撮影も可能です。
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🌴 まとめ
ホン島のウォーターモニターは、まさにアンダマン海の自然の象徴。
観光ツアー中に偶然出会えることも多く、シュノーケリングやビーチ滞在の合間に観察するのもおすすめです。
彼らは危険な動物ではありません。静かに観察すれば、自然との共存を感じられる貴重な体験になります。
ぜひカメラを持って、クラビ・ホン島の“もうひとつの見どころ”を楽しんでみてください。





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