【プーケット北部の隠れた歴史スポット】Wat Phra Nang Sang(วัดพระนางสร้าง)〜王妃の伝説と三王仏が眠る寺院〜

📍 場所:タラン地区(ตำบลเทพกระษัตรี)
🕘 開門時間:毎日/無料(2025年現在)
📌 地図リンク:Google Mapsで開く
🌿 寺院の概要と歴史背景

プーケット北部・タラン地区の幹線道路沿いに佇む Wat Phra Nang Sang(วัดพระนางสร้าง) は、約200年以上前に建立された、プーケットで最も古い仏教寺院の一つです。
もともとは「Wat Takian(วัดตะเคียน)」と呼ばれていましたが、後に王妃Phra Nang Luad Khaoの名にちなみ改称されました。
📜 王妃Phra Nang Luad Khaoの伝説
寺院名の由来となった Phra Nang Luad Khao(白血の女王) は、無実の罪で処刑されそうになった際、信仰を貫きスリランカへ巡礼。その帰路にこの地に立ち寄り、寺院を建立したとされています。
処刑時に流れた血が「白かった」という伝説があり、敬虔な信仰心と冤罪の悲劇が語り継がれています。
🏛️ 建築と仏像の見どころ
✅ 世界最大級の青銅仏「三王仏(Phra Nai Phung)」
本堂には3体の青銅製仏像が、大仏の腹部に納められている珍しい構造の仏像「Phra Nai Phung」が安置されています。タイ国内でも非常に珍しく、多くの仏教徒が祈りを捧げに訪れます。
✅ 建築様式

中国神話とタイ仏教が融合したデザインで、金と赤を基調とした装飾や、仏陀の一生を描いた壁画が本堂内部を彩ります。
✅ 2018年の修復と再整備
近年、地元の要望を受けて寺院内の不適切な彫像17点が撤去され、仏教本来の精神に沿った寺として再整備されました。
🚗 アクセスと参拝の注意点
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | プーケット県タラン地区、国道402沿い |
アクセス | プーケットタウンから車で約30分 |
駐車場 | 無料あり |
開門時間 | 毎日(詳細時間は要確認) |
服装 | ノースリーブ、短パン不可。参拝用の服装で訪問を |
🧭 まとめ:歴史と精神性に触れる旅へ
Wat Phra Nang Sangは、観光客にはあまり知られていないものの、歴史・伝説・文化の三拍子が揃った貴重な寺院です。
プーケット観光にもう一歩踏み込みたい人や、タイ文化の奥深さを体感したい人におすすめです。




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